5月23日 26年ぶりの日本考古学協会総会

 堤さんの「八ヶ岳旧石器通信」のブログから22日・23日が総会であることがわかり、その発表のなかの二つにひかれて26年ぶりに出かけてみることにした。場所は国士舘大学世田谷校舎。こちらからだと最寄り駅は小田急梅丘。徒歩10分か。
 久しぶりに乗る小田急線。東上線よりはるかに乗り心地が良い。複々線化工事中。これができれば駅での退避がなくなるので、より早く便利になる。
 久しぶりの総会、広いピロティーで、各地の報告書等の販売。学生時代は発掘でためたお金をほとんどつぎ込んでた。10万円使い切る世界は異常だった。今ここにきている人たちも同じかな。今そのお金があれば、あれもこれも買えたのにと思わずにはいられない。やはりこの世界から離れたとはいえ興味の対象ではあり欲しい本は何冊もあったがひたすら我慢。発表要旨も買わず、「縄文はいつから?!〜岩手の土器の始原をさぐる〜」のみ購入。
さて発表会だ。

①「弥生式土器研究発足の舞台−西ヶ原遺跡群と田端村道灌山−」石川日出志・牛山英昭・宮川和也

 そう、弥生時代は関心の対象外だけれど、「田端村道灌山」に惹かれました。そうJR山手線田端駅のあの崖あたりです。道灌山遺跡といえば、開成中高のグランド(荒川区)ですが、発表のメインは「田端村」(北区)の「道灌山」です。まあ地続きですが。

②「長野県飯田市竹佐中原遺跡における旧石器時代の石器文化」大竹憲昭・鶴田典昭
 捏造事件で、日本の旧石器は3万年前からと戻ってしまったが、ここの石器はその前だ。定型でないから、単純にこれって道具?って普通の人は思う。先々専門家だけじゃなく、子ども達にもわかるように説明できるかなあ。

 会場に入る時から、記憶にある顔が何人か目に入っていた。卒業以来会っていなかったT君。久しぶりだ。先輩・同窓の諸氏にも挨拶できた。今まで忘れていた当時の事が鮮やかに蘇る。いいもんだ。