2月14日 羽鳥書店まつり 最終日

晴れたあ! なぜか朝起きれるこの数日。まずは「小村雪岱展」だ。
8:59分発バスで田端駅へ向かう。9:15に一本早い電車に乗れたと思ったら南浦和止まりだった。南浦和で孤コーヒーでも飲めるかと思ったがそうは問屋が卸さない。それでも腹が減っては戦は出来ぬと、駅そばへ。10時ちょっと過ぎに近代美術館着。もう結構人がいる。今日の目当ては「鏡花本」のみ。出品リストにチェックを入れながら図録に掲載されていないものを見逃さないよう進む。お気に入りの装丁、一番は「雪の夜がたり」白地に雪粒を金で、木立は黒。すっきりとしていて静寂である。手に入る大きさがよい。そして、「紅梅集」暗い部屋にさしこむ三つの窓の光。四角い光と窓の外の明るい風景が、暗い室内、獅子の置物?との対比でくっきりと浮かぶ。室内にはだれもいない。ここも静寂。もうひとつ「愛府」真ん中に月と2羽の兎が金で押されたシンプルな図案。なんとすべて図録非掲載。「雪の夜がたり」は「埼玉文学館」あと二つは「鏡花記念館」。また観れることもあるだろう。着物図案の「雪兎」そして「りんどう、紅葉」も好きだ。小物に染められたものがあると欲しいなあ。図録が大層うれているようだ。確かに凝った作りで中身も綺麗。しかし、やっぱり実物を見ていないと良さがわからないだろう。じっくり2時間見てしまった。
公園を出た左の角で「海軍カレー」を食す。コールスローに野菜?を揚げたチップが入っていて食感が良い。トマト風味のドレッシングがまたおいしい。野菜カレーはトマトとなすが入っていてこれも美味だった。美術館にきたらまた寄ろう。
さて、大観音までどう出ようか。シンプルに田端から千駄木へバスそして歩き。昨日と同じ。13時30分着。さすがに人だかりは少ない。ぐるっと一巡して3冊購入。南陀楼さんに「皆勤賞だから。。。」「たくさん買わせえていただきました。」御礼をして甘酒へ。ほんとこの甘酒おいしかった。梅も綺麗だ。観音様に収穫のお礼をしてでる。しかし、あれだけあった本がこれだけになってしまうなんて、すごいことだ。いったい何冊掃けたんだろう。。。スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。連帯感抜群でしたね。また、次なるイベントが楽しみであります。

鳩よ! 1997-5 官能小説を書こう
週刊美術館 モネ
美術手帳 2005-2 特集:「アーティスト」になる基礎知識